「お性根入れ」「お魂入れ」は必要ですか?
「お仏壇を買いましたからお魂入れをしてください。お性根を入れてください」。このようなご依頼をよく受けます。また、「家の新築などでお仏壇を移動するので、お性根をぬいてください」というご依頼も受けます。
そのようなとき、その方のお気持ちが、「新しいお仏壇を迎えたので、仏さまに感謝したい」もしくは、「粗末に扱ってはいけない」という思いからであればよいのですが、お話をよく伺いますと“お勤めをちゃんとしておかないと何か災いが起こる”から、ちゃんとお勤めをしてもらってお性根(魂)を入れとかなければ…、もしくはお性根を抜いとかなければ…という恐れのようなものが心の底にあるようです。
でも、よく考えてみてください。新しく迎えたお仏壇が災いをもたらすようなものであれば、それはもう“お仏壇”ではなく“化け物壇”か“妖怪壇”で、そうであれば最初から求めない方がよいのではないでしょうか。
ご門徒が縁あって求められたものは間違いなく“お仏壇”で、その姿は私たちのご先祖がお参りになった仏さまの世界・お浄土の姿を形に示されたものです。そして、その中心にいらっしゃるのは私たちを必ず救ってくださる阿弥陀如来という仏さまです。決して私たちに災いをもたらすような存在ではありません。
ですから、新しくお仏壇をお迎えしたときは、わが家に新たに仏さまをお迎えしたことを慶び感謝する「入仏式」という儀式を勤めます。また、お仏壇を一時移動するときは「遷仏式」という儀式を勤めます。
お仏壇をお求めになる時点で、お手次のお寺に詳しいことをご相談なさるのが一番よいでしょう。
2004年12月13日【7】
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