12月1日~自分も他人も幸せにできるポイント
新型コロナウイルスの感染がふたたび拡大しています。一人ひとりが関せ員防止に努めることが大切です。
さて、先日NHKの深夜ラジオを聞いていましたら、全日空のキャビンアテンダントとして定年退職まで四十五年間お勤めになり、多くの後輩を育てられた大宅邦子さんが、そのお仕事の内容や人生を振り返る対談番組がありました。
日頃から飛行機はよく利用しますので、興味深く聞かせていただきました。
その中で、大宅さんが長年、キャビンアテンダントとして心がけてこられたポイントを紹介されました。
一つには、いつも次の人のことを考えて仕事をするということです。多くのCAが一つの飛行機を仕事場として代わる代わる勤めるわけですが、その場所や物を、常に次の人が使うことを忘れず、美しく掃除をしてから引き継ぐことの大切さです。
二つには、素敵を見つけて伝えるということです。相手の美しいこと、素敵なこと、すばらしいことを見つけたら、言葉にして伝えるということです。大切なことはその時を逃さないことと、大宅さんはおっしゃいます。
三つには、欲しいものではなく必要な物を買うということです。国際線のCAさんは世界中を飛び回るわけですが、ともするとあれがほしいこれがほしいと買い物をして後で、無駄になることも多々あるそうです。ですから本当に必要な物を求めることが大切とおっしゃいます。
四つには、経験はかさばらないということです。美術館で作品を見る。自ら進んで多くの経験することは自分自身に多くの学びをもたらしてくれます。
五つには、好奇心の翼を広げなさいということです。
お話を聞きながら、これらは空の上でお仕事をするCAさんだけでなく、私たち一人ひとりにも通じることで、そんなにお金もいらない、誰でも心がけ一つ、工夫一つでできること。そして自分自身も、自分の周囲の方々も幸せにできるポイントです。皆さん、参考にしてみてはいかがでしょうか。
2020年12月17日【369】